研究紹介

■シミュレーテッド・アニーリング(SA)

量子コンピュータの発展によって、これまでと桁違いの能力が期待できる分析方法

◆FXレートと代表的な株価などの相関マトリックス◆

並べ替え前:もともとの相関の図から指数1対1の関係を読み解くことはできるが、組み合わせ数が無数にあるので全体の姿をとらえることは難しい。 
並べ替え後:相関関係が強い者同士が近くに並ぶように並べ変え。 正解は32×31×?×1とおり膨大な組み合わせ数のうちたった1つで、この組み合わせ数は10の35乗(=1京×1京×1000)を超える。 どの指数同士が近い関係にあるのかなどという、すべての指数の全体的な位置関係を鳥瞰することができる。  

◆TSP(巡回セールスマン問題) 70都市◆

すべての都市を1回ずつ、最短距離で巡回するルートを探す問題。シミュレーテッド・アニーリング法応用の典型的な問題の一つ。 

70都市を巡回するパターン数は69×68×67×・・・×1 =1兆×1兆×1兆×1兆×1兆×1兆×1兆 (=10の96乗)を超える。超超超難問!



ある程度距離が短縮したが、まだ検索が不十分な状態。SAによってある程度の解を求めることができる。



さらに大幅に距離が短縮した状態。



完全な解に至るのは容易でない。